個人ブログの実用性とは？

個人ブログに価値はある？

「個人ブログに価値はあるのか？」ふと、そんな考えが過ってしまいましたので、今回はそれについて、自問自答の記録を残しておきます。

ブログってそもそも何？

ブログとは、そもそもはウェブログの略称だとかなんとか。つまり、ネット上のただの記録です。そこに意味を求めるのは如何なるものかと。

ネット上のただの記録であるならば、個人ブログは極端な話、ただの日記と同じようなものではないか？記録する媒体の違いがあるだけで、ノートに記載する日記と大差ないのでは？

誰かに公開しなければならない訳ではない。

ブログは基本的に誰かに読まれる物と思っているかもしれないけど、別に公開しなければならないという決まりはない。気が向かなければ非公開設定も普通に可能。本当に日記の様に他人に見られたくないような内容ばかりなら別に公開せずとも良い訳です。

ブログに客観的価値を見出すのは自分ではない。

公開しないのであれば、わざわざネット上にブログの形で記録を残す必要はないです。ですが、公開するのであれば、その価値は自分ではなく、読んだ誰かによって決まるのです。

自分ではものすごく有用な情報を掲載したと思っていても、その読者が価値を感じなければ客観的には無価値と言えます。逆に、自分にとっては造作もない、ただの日常の不満や、嬉しかった事などをつらつらと書き殴っただけだとしても、読者がそれに価値を感じれば有価値となりうる。

一般的に、ブログを始めようと思う人の多くは、副収入を得るための手段の一つとして考えている感じがするが、実は副収入は副産物的な物と思った方が正しいのかもしれない。

実際、何かに特化した情報系のブログが大多数を占める中で、そこで収入を得られている人はごく僅かだというデータもある。つまり、意図的に収入を得ようと思ってもなかな思う様には行かないのが現実らしい。

続けることに価値があるのであれば！

もちろん、情報特化した内容であれば、その情報を欲している人にとっては有益になる可能性は高くなる。けれど、情報である以上、他の誰かも同様な情報を発信している可能性も高くなる。そうなると、情報の精度や速さで競争が生まれ、それに敗れてしまった人はそっとブログを閉鎖するだろう。

ブログで稼いでいる人たちは「とにかく続けることが大事」と口を揃えているが、そもそも続けるための土俵に登れていない、そう考える人も多いのではないか？

であれば、まずは続ける事を目標にしてみるのはどうだろう？初めから収益化を目的として挫折するより、収益化は視野に入れず、ただ書き綴っていく。それでいいのでは？

続ける事で見えてくるものがある、かも？

収益化できないなら続けるだけ時間の無駄。そう思う人もいるだろうし、それも間違いではない。収益化の手段とするのであれば、それが見込めない事を続ける意味はない。では、収益化出来るかどうかの判断はいつするべきか？これは諸説あるが、早ければ数ヶ月、遅ければ数年かかるとも言われている。であれば、数ヶ月で見切りをつけるのは正しいのだろうか？

長く続ければそれだけそのブログには情報が蓄積されていき、その中のどれか一つだとしても価値を見出す人が現れる可能性は上がってくる。だからこそ、続けることに意味があるのだ、そう考えることもできる。

けれど、先に述べた様に、収益化を副産物として捉えると、また違った意味合いが生まれてくる。それは目に見えない、分かりにくいことではあるが、自身のスキルの向上という、まさに継続でしか得られないであろう成果を得られるということ。

文章執筆のスキルはそれこそ生涯に渡って活用することが出来る。文章スキルの向上とは、相手に読みやすく、こちらの意図を正確に伝える為に必要な論理的思考や、文章の組み立て方などであるが、それはそのまま、会話にも生きてくる。つまり、ただの日記的な造作もないブログだったとしても、継続していく事で生涯に渡って活用していけるスキルを身につける事ができるかも知れない。

中長期的に見れば、それこそ一過性の収益とは比較にならない財産と言えるのではないか。そのスキルを活用する事で、当初は難しかった情報戦で戦える様になるかも知れず、または全く別の分野で活用することで思いがけない成果をあげることができるかも知れない。

続けることでしか見えないものがあるかも知れない、ということ。伝えるのが上手くなれば、相手の意図を汲む事も表裏一体として上達するであろう。であれば、短期的に成果を期待して一喜一憂するのではなく、自身の成長を見つける事を楽しむのが重要ではないか？楽しくなければ続けられないというのは誰しも同じであれば、続ける事に楽みを見出すことが重要であり、仮に、ブログで収益を上げて成功したいと思う人がいるならば、殊更ではないだろうか。

と思うままに書いてみたけど、今回は特にネタがなかっただけでした（笑）それでもこれだけ長々と書くことができた訳で、情報特化しない、個人の趣味的な、日記の様な内容であれば、誰でも継続自体はできるのではないでしょうか？文章を書くのが好きな人であれば、難しく考える前に初めてみる事をお勧めします（笑）

それではまた！